スコトン岬

山名・標高	スコトン岬　　ゴロタ山　１８０Ｍ　　澄海岬　　　　　　桃岩　　元地灯台
登山日	１０年６月２４日(木）
登山コース	２４日：①民宿知床(6:30)・・香深港ﾀﾐﾅﾙ(6:50)・・ﾀｸｼｰ(@5000)・・ｽｺﾄﾝ岬(7:35)→須古頓小学校→ゴロタ山・岬(9:00/05)→鉄府(10:10/30)→西上泊→澄海岬(11:10/15)→車道途中(11:45頃）・・ﾀｸｼｰ・・アツモリソウ群生地(11:55/12:05)・・ﾀｸｼｰ(@6000)・・桃岩展望台駐車場(12:35頃)　　　②桃岩展望台駐車場(12:35頃）→桃岩展望台(12:45/13:20)→つばめ山→元地灯台(14:20/40)→知床→民宿知床(15:30頃）　２５日：民宿知床(7:30)・・香深港(8:45)・・ﾌｴﾘｰ(@2200)・・稚内港(10:40)・・ﾀｸｼｰ(@3900)･･稚内空港(12:05)・・ANA572・・羽田空港(14:00)
メ　モ	２４日朝まだ霧雨模様であるが天候予報は期待できる。前日の礼文ﾊｲﾔｰとの交渉で香深港からｽｺﾄﾝ岬往復@10,000　4、5時間後の迎えOKでﾌｴﾘｰﾀﾐﾅﾙを出発する。前日の気さくな運転手はｸﾞﾙﾒのＴ君のお土産用に漁協に立ち寄ってくれる。内路を過ぎた辺りから東側の雲海の上に利尻山の頭部が見える。幻想的な高さを感じる・・・久種湖手前の車道脇にｴﾝｼﾞのﾎﾃｲｱﾂﾓﾘｿｳが10輪ほど咲いているところで車を止めてくれる。ｽｺﾄﾝ岬へは山側のﾌﾗﾜｰﾛｰﾄﾞを走りながら花の説明をしてくれる。最北端のｽｺﾄﾝ岬についたころは晴れ。岬の直ぐ北にトド島(海驢）が・・夏場はｺﾝﾌﾞ漁の番屋ができるとのこと・・・蒼い空・海・風が爽快・・・ﾖﾂﾊﾞｼｵｶﾞﾏ、ｴｿﾞﾉｼｼｳﾄﾞ、ｵｵｶｻﾓﾁ、ﾁｼﾏﾌｳﾛ、黄色いｾﾝﾀﾞｲﾊｷﾞ、ﾚﾌﾞﾝｷﾝﾊﾞｲ、ｴｿﾞﾉﾘｭｳｷﾝｶ、白いﾚﾌﾞﾝｼｵｶﾞﾏ、紫のﾚﾌﾞﾝｿｳ、ﾋﾟﾝｸのｵｵﾀｶﾈｲﾊﾞﾗ、ﾊｸｻﾝﾁﾄﾞﾘなどの写真を撮り撮り・・お花畑の草原の中をゴロタ岬へ・・緩い標高差200弱の登りであるがきつい・・・ゴロタ岬は薄いガスの中・・・鉄府への下りの階段は歩きにくい・・海岸線まで下りｼｼｳﾄﾞやﾚﾌﾞﾝｿｳを見ながら・・漁村の中を・・疲れが目立つので鉄府の公衆トイレ前でおにぎりを食べて休憩・・・稲穂岬への登りが始る。道標には澄海岬（すかい）まで40分と書かれている。登りきった所からは澄海岬は見えない・・・岬らしきものは可なり遠方に、40分で行ける距離には見えないので心配になる。様子を見るため5分ほど前に進むと下方に車道と漁港が見えるので澄海岬が直ぐ近くにあることが分かる。駐車場には観光ﾊﾞｽが数台・・少し階段を登った澄海岬からは透明度の高い蒼い海とゴロタ岬に連なる海岸線が美しい・・ここでﾀｸｼｰ運転手に澄海岬に着いた旨電話を入れ、浜中へと車道を登る。30分程歩いたところで迎えのﾀｸｼｰが・・アツモリソウ群生地に案内してくれる。一般公開は25日までとのことで白いｱﾂﾓﾘｿｳはくたびれているが幸運にも写真に撮ることが出来る。ｽｺﾄﾝ岬4時間ｺｰｽは相当健脚でないと時間内では歩けない。林道のﾚﾌﾞﾝｳｽﾕｷｿｳは期待できないとのことなので疲れも目立つので、林道ｺｰｽはカットし桃岩ｺｰｽ展望台下のﾄｲﾚのある駐車場まで送ってもらう。観光客が列になって登っている・・一登りで桃岩展望台へ着く。北側には緩い起伏のﾋﾟｰｸが連なる礼文岳が・・東の海の彼方には利尻島の下部が・・断崖の下には猫岩が見える。360の展望が得られ気分爽快・・ﾍﾞﾝﾁで昼食休憩をとる。休憩後緩い起伏のｼｼｳﾄﾞ、ﾊｸｻﾝｲﾁｹﾞ、ﾚﾌﾞﾝｷﾝﾊﾞｲ、ﾊｸｻﾝﾁﾄﾞﾘ、ｴｿﾞｶﾝｿﾞｳ、ﾚﾌﾞﾝｿｳ、ﾊﾞｲｹｿｳ、ﾁｼﾏﾌｳﾛ、ﾚﾌﾞﾝｼｵｶﾞﾏ、ﾐﾔﾏｵﾀﾞﾏｷ、ｱﾔﾒなどのお花畑を眺めながらｱｯﾌﾟﾀﾞｳﾝを繰り返しりつばめ山を越え南端の元地灯台へと向う・・西側には蒼い日本海が広がる・・途中小さなﾚﾌﾞﾝｺｻﾞｸﾗが2株咲いている。元地灯台からは東の海の中に雲のかかった利尻島見えている・・時々ほんの数十秒雲の中から頭部が見えるが全容は見えない・・雲が次から次へとやってくる。ｼｼｳﾄﾞ、ﾁﾁﾏﾌｳﾛ、ｴｿﾞﾉﾘｭｳｷﾝｶ、ﾚﾌﾞﾝｷﾝﾊﾞｲ、ｲﾌﾞｷﾄﾗﾉｵなどの緩やかな草原を前方に利尻島を見ながら知床へ下る。途中珍しいｻﾝﾊｲﾗﾝが数株咲いている。知床の漁村の庭にｸﾛﾕﾘが数十本植えられている。また、民宿知床にはﾚﾌﾞﾝｳｽﾕｷｿｳが2株植えられている。夕方部屋から幻想的な利尻島が見える。２５日早朝のフエリーで稚内に向うが利尻島が右舷にお供をしてくれる。今回はｺﾚｽﾃﾛｰﾙが心配になるほどの魚介類一杯の食事と珍しい花々に恵まれた最北の離島の山旅であった。　利尻山（利尻富士）へ