一切経山・東吾妻山

山名・標高	一切経山　　１９４５Ｍ　　　　　東吾妻山　　　１９７５Ｍ
登山日	０４年１０月１６日
登山コース	兎平駐車場→浄土平→酸ケ平分岐→一切経山→酸ケ平→鎌沼→姥ケ原→東吾妻山→景場平→鳥子平登山口→鳥子平→兎平キャンプ場→兎平駐車場
メ　モ	９月度の山行はいづれも雨だったので、１０月度は天気予報を見ながら晴れが３日程続けば単独行でのんびりと紅葉の吾妻連峰へ行くことにする。｢一切経山から西吾妻山まで縦走したいところだが、車の関係と一人旅の安全性を考えて一切経山・東吾妻山と西吾妻山に分けて登る｣　　１０月１５日：天候を確認し午後１時過ぎに新松戸を出発し、常磐道、磐越道、東北道で二本松ＩＣから道の駅・つちゆに向かう。途中、郡山あたりから磐梯山が前方に大きく見えてくる。道の駅手前の土湯(２５０円）で温泉に入り、今夜は道の駅つちゆで車の中で泊まる。何組か登山客が泊まっている。シュラフの中でも結構寒い。　　１０月１６日：４時過ぎに起床し、お湯を沸かしラーメンで体を暖め土湯峠を経て磐梯吾妻スカイラインを兎平駐車場へ向かう。途中、雲海の中に磐梯山が綺麗に浮かび上がって見える・・・・スカイラインは６時より前に入ると無料とのこと・・・・ラッキー！！！（普通車料金：１５００円のところ）　駐車場で準備をし６時４０分に浄土平登山口へ向かって車道を歩く・・・・車道の周囲は紅葉の真っ盛りで、早朝から写真を撮っている人が結構いる・・・・浄土平湿原の木道を経てガレ場の尾根筋の登山道を禿げ山の一切経山へ向かう・・・・結構上りはきつい・・・・高度を上げると右側には火口が、右後方にはﾎﾟｯｶﾘ口を開けた吾妻小富士が、左後方には酸ケ平の湿原、鎌沼、東吾妻山が綺麗に見えてくる。登山道には大きな霜柱が立っている。１時間程で山頂に(７時４０分～８時）、山頂には大きな石積みと祠がある。更に奥に進むとコバルトブルーの五色沼が真下に・・・・・又、磐梯山や遠くには雪を被った月山、飯豊連峰が見える（下山して新聞を見ると初冠雪とのこと）・・・・山頂は風が強く寒い。石積みの陰で休憩後、前方の緑の東吾妻山、紅葉の蓬莱山、鎌沼を見ながらガレ道を冬枯れの酸ケ平へと降りる・・・・酸ケ平(８時３０分着）の避難小屋は新して綺麗（トイレがないのが残念）・・・・鎌沼の岸辺に氷が・・・沼面には逆東吾妻が映り最高・・・・鎌沼の右側を通り東吾妻山登山口の姥ケ原へ向かう(９時着）・・・・笹とオオシラビソの樹林の登山道はえぐれてレンガ色の岩石が多く歩きにくい。中腹あたりからツボミを付けたハクサンシャクナゲが目立つ・・・・３０分程で樹林限界のハイマツ帯となり開けた山頂に着く（９時３０分～９時５０分）・・・山頂からは磐梯山、桧原湖、一切経山の稜線、吾妻小富士などの展望がいい。山頂では１週間の休暇で東北の山を登っている静岡の青年に写真を撮ってもらう。寒いので温かいロイヤルミルクティーを作りパンを食べてほっこりする。景場平への下山途中の展望台からは磐梯山方面の展望が素晴らしい。１組の夫婦が歌を歌っていた。オオシラビソの樹林帯の下山道は急で、えぐれて滑り易い・・・木の根っこが多く歩きにくい。誰にも出会わないので熊よけのために歌を歌いながら下る・・・・途中、安達太良山が右前方に綺麗に見えるところがある。景場平の湿原と池塘を通り更にぬかるみやえぐれた悪路を下りスカイラインの鳥子平登山口に着く。車道を横切り鳥子平（１１時２５分～４０分）の湿原の木道で温かい味噌汁とオニギリを食べ最後の休憩とする。ダケカンバや広葉樹の歩きやすい樹林帯を紅葉を楽しみながらキャンプ場を経て、車道を横切り兎平駐車場へ１２時２０分に帰着。駐車場は出発時と違って車で満杯（近くに有料の浄土平駐車場があるが・・・ここは無料だからか？）　ゆっくり片づけをし、高湯温泉へと向かうが、立ち寄り湯｢あったか湯｣の入り口付近が渋滞なので福島からフルーツラインを経て国道１３号を米沢へ。温泉を探すが道筋にはないので、米沢の先の小野川温泉の尼の湯(２００円）でサッパリし、今日の宿、米沢東横インへ向かう。　何十年ぶりの単独行で若干の不安もあったがのんびりと気ままに写真を撮りながら十分楽しめた。日曜日にしては登山客は少なく男の単独行と夫婦連れの登山客が多かった。