燧ケ岳

山名・標高	燧ケ岳（柴安嵓）　　２３５６Ｍ　　　　俎嵓　　２３４６Ｍ
登山日	０５年１０月６日　　　　７日
登山コース	６日：尾瀬御池→御池田代→上田代→燧裏林道→兎田代→三条の滝→平滑の滝→温泉小屋　　　７日：温泉小屋→下田代（見晴）十字路→見晴新道登山口→見晴新道→燧ケ岳山頂（柴安嵓）→俎嵓→熊沢田代→広沢田代→尾瀬御池・・・燧の湯
メ　モ	単独行で天候がよくないので行き先を迷っていたが、5日夜テレビで小川知子の草紅葉の尾瀬ヶ原を見て｢秋の燧ケ岳～温泉小屋～燧裏林道を歩くことにする｣ 6日：早朝3時半に新松戸をパジェロで出発するが雨・・・東北道から塩原温泉を経て桧枝岐に向かうが依然として天候は回復しない・・・尾瀬御池に7時40分頃着くが雨足が強くつい行動が鈍る・・・御池ロッジで天候を確認するが期待できない・・・しかも御池から燧ケ岳を目指す人は皆無・・・出発時間（８時４０分）も遅いので明日の天気を期待し逆ルート（燧裏林道）で温泉小屋へ向かうことにする。御池田代、上田代、横田代などの草紅葉は真っ盛り・・・微妙な色彩、質感とコントラストがなんとも言いがたい最高！！・・・大きなカメラを構えた御仁で木道は大変混雑している・・・苔むし濡れた木道は大股で早く歩くと滑って危険（実は木道で３回もスッテン）・・・ドウランツツジ、カエデやツタ類は紅葉しているがブナ、ダケカンバなどはこれからの感じ・・・三条の滝（１２時５分～３０分）で昼食休憩・・・・水量が多く落差も大きいのでカメラにおさまらない・・・平滑の滝（１３時１０分～２０分）も何とも言えない風情がある・・・登りにくいドロドロのハシゴをいくつか越え元湯山荘～温泉小屋に１３時４０分に着き、宿泊の受付を済ませる・・・天候が回復したので尾瀬ヶ原の中を見晴十字路まで往復する。紅葉の樹林の向うに燧ケ岳が・・・草紅葉（チョット遅い）の尾瀬ヶ原の向うに至仏山が・・・木道の周りには秋枯れの草花やリンドウがいいムードを醸している・・・温泉小屋の鉱泉でサッパリし、美味しい食事を頂く。　　７日：６時に温泉小屋を出発し見晴十字路～登山口へ向かう。前日の宿泊客はほとんどが尾瀬ヶ原散策組で燧ケ岳登山口（６時４０分）には誰もいない・・・・やっと木道から離れ登山道となる・・・最初はゆるやかな登り・・・段々と沢筋の石のゴロゴロした急登となる・・・途中、都心の御徒町から来た年配の姉弟に追いつき１時間弱一緒する・・・更に急登を登りきり岩峰の稜線にでる・・・・山頂方向はガスの中で稜線は風が強い・・・やっと柴安嵓山頂（９時２５分～５０分）に着くが風が強く寒い、しかも視界が悪い・・・暖かいココアでオニギリを食べ写真を写してくれる人を待つが誰も来ない・・・体が冷え切る頃やっと俎嵓側から男女の学生が現れる・・・急な下りを慎重に降り、登り返して俎嵓山頂に着く（１０時１０分～２０分）。山頂には尾瀬沼から長英新道を登ってきた登山客が十数人休憩をしている・・・熊沢田代へ向かって長い下りを進むとガスが晴れ・・・前方に草紅葉の湿原の中に木道を挟み対称形にならんだ二つの池(熊沢田代）が表れ・・・その背景に会津駒ケ岳が・・・これまた最高の景観！！！・・・熊沢田代（１１時１５分～３０分）でパンと暖かいミルクティーでのんびりと素晴らしい景観を独り占めにする・・・木道の向こうの俎嵓の中腹の紅葉もまた素晴らしい・・・広沢田代（１２時１５分）を経て思った以上に長いドロドロ道を御池へ下山する・・・途中木道を新設整備している・・・御池（１３時１０分着）でドロドロ靴を洗い・・・・桧枝岐の燧の湯（６００円）に入り、裁ちそばを食べて岐路に着く・・・新松戸に２０時過ぎ無事帰着。燧裏林道の草紅葉、俎嵓から御池への静かな草紅葉に恵まれた秋の単独山旅であった。